1.塩鯖の特徴と栄養
水揚げした後に塩水に漬けた後干したものを塩鯖として店頭に並びます。塩鯖は塩分で体内の水分が抜けているので、身がふっくらとして凝縮しているのが特徴。
鯖の栄養は、良質なタンパク質、DHA、EPA、ビタミンDが多く含まれていて、DHAは免疫反応の調整、高血圧・動脈硬化・脂質異常症の予防と改善にも効果が期待でき、またEPAは血液をサラサラにする効果があると言われています。
塩鯖も生の鯖と同様の栄養が含まれているので栄養たっぷりの魚といえます。
2.塩鯖を使うメリット
1.時短なる
塩鯖は、店頭に並んだ時にはすでに中骨と内臓が取り除かれていて塩分で余分な水分が抜いてあるので下処理が不要になり時短になります。
2.手ごろな価格
生の鯖は鮮度が重要になり輸送コストがかかりますが、塩鯖は塩で〆ているので保存性が高くその分価格が抑えめになるメリットがあります。
3.日持ちがする
「鯖の生き腐れ(さばのいきぐされ)」のことわざは、新鮮な鯖でも傷みやすい魚という例えのように鯖は購入後すぐにした処理の手間がかかります。
一方で塩鯖はすでに内臓の処理と塩で〆てあるのと、冷蔵庫で2~3日と日持ちがしやすく、冷凍でも売られているのでストレスなく扱える魚でしょう。
3.塩鯖を使った料理
1.塩鯖のカレーソテー
4等分にカットした塩鯖に酒をふり、小麦粉とカレー粉をまぶしてフライパンで焼いたもの。カレー味が塩鯖の臭みを消し、小麦粉が美味しさをコーティング。
ふんわりした身と皮のパリッとした食感が楽しめます。
2.塩鯖の竜田揚げ
4等分にカットした鯖に酒、みりん、醤油、おろし生姜に漬け込み、片栗粉をまぶして揚げたもの。生姜の香りが引き立ちさっぱり食べやすいです。お子様にも喜ばれそう。
3.塩鯖のさっぱり焼き
塩鯖に酒、酢、醤油、おろし生姜に漬け込んでフライパンで焼いたもの。表面がカリッと香ばしく、ピリッとしまった生姜と酸味のきいた美味しい1品。揚げないのでヘルシーです。
4.塩鯖の白ワイン蒸し
両面を焼いた塩鯖を炒めた野菜の上にのせ、ワインを回して蒸したもの。塩鯖を洋風にアレンジして食べたい時におすすめです。
5.塩鯖の甘酢漬け
おろし生姜、酒、酢で下味をつけた塩鯖に片栗粉をつけて焼き、千切りにした野菜と一緒に甘酢あんをかけたもの。さっぱりした甘酢とたっぷりの野菜がとれる1品です。
6.焼き鯖寿司
塩鯖で作る焼き鯖寿司。焼いた塩鯖と新生姜と白ごま入りのすし飯ラップにくるんで簡単に作れる焼き鯖寿司です。
4.塩鯖を食卓に
DHA、EPA、ビタミンDとシニアが積極的にとりた栄養が豊富で日持ちがする塩鯖。中骨と内臓が取り除いていあるので使いやすく時短にもなる主婦の味方です。
敬遠されがちな塩鯖ですが、アレンジレシピを知っているだけでも料理の幅が広がるもの。私も以前は塩鯖はグリルで焼くだけでしたが、味に変化をつけると美味しさが広がって塩鯖好きに。
店頭で塩鯖をみかけたら色々アレンジして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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