2026年から指定野菜になるブロッコリーは血糖値の改善に役立つ?

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1.ブロッコリーが血糖値の改善に役立つ

先日「糖尿病ネットワーク」のサイトを閲覧していたところ以下の文章が目にとまりました。

糖尿病の食事「ブロッコリー」を活用 アブラナ科の野菜が血糖や血圧を低下 日本でも指定野菜に

糖尿病の予防効果のある栄養素として注目されるのがスルフォラファン

このスルフォラファンは、活性酸素を除去する抗酸化作用や、糖尿病の予防効果があることが知られていて、ブロッコリーの他に芽キャベツ、カリフラワーにも含まれていているそうです。

スルフォラファンが、血糖値を下げるインスリンの働きや分泌を悪くし、糖尿病を悪化させるタンパク質を低下するという研究を、東北大学が発表しています。

2.糖尿病予備軍も改善効果が

ブロッコリーは、糖尿病と診断されるほどではないギリギリのラインの人にも血糖値の改善に有効だそうです。

ブロッコリーに含まれるスルフォラファンが、糖尿病予備群の血糖値を改善するのにも有用であることが、スウェーデンのヨーテボリ大学による新しい研究で明らかになった。

 

2.指定野菜とは

次に来年(2026年)からブロッコリーが農林水産省の「指定野菜」に加えられることが決定しているとのこと。

この「指定野菜」とは消費量が特に多い野菜を国が安定した供給が必要と認めたもの。

例えば、里芋、キャベツ、トマト、だいこん、にんじんなど、14品目(2024年2月時点)の野菜が指定されています。

「指定野菜」を栽培する農家は価格が下落した場合には補給金を得られることから、安定供給が期待され、ブロッコリーの価格が安定するのではないかとみられています。

3.ブロッコリーを食べよう

ブロッコリーは強い抗酸化作用を持つβカロテン、免疫力アップのビタミンCを含み緑黄色野菜の中でも栄養価はトップクラス。

一般的にはサラダに使われるブロッコリーですが、天ぷら、あんかけ、胡麻和えも美味しく、和洋中華と利用範囲の幅広い野菜のひとつ。

2026年以降は「指定野菜」として安定した価格で広く供給されるようになることを期待したいものです。

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