1.小豆の栄養
小豆には食物繊維、タンパク質、ポリフェノール、鉄、カリウムと赤紫色には目を守るアントシアニンが含まれているそう。
小豆のえぐみの成分であるサポニンにはコレステロール値、中性脂肪値を下げたり、利尿作用があるのでむくみ対策にも効果がありそうです。
栄養たっぷり小豆のえぐみは小豆の味を損なう側面も。
そこで、小豆を茹でる時に流出してしまうえぐみを少しでも残すために茹でる回数を減らした小豆の煮方をご紹介します。
2.乾燥小豆の煮方
ここからは砂糖を入れない甘くなくて、えぐみを残した小豆の煮方をご紹介します。
■材料■
乾燥小豆・・・・・200g
水・・・・・・・・500ml×2回分
1.水で洗う
乾燥小豆は大豆や黒豆のようにひと晩水に浸す必要がありません。袋から出した小豆はサッと水で洗ってゴミやつぶれた小豆を取り除くだけでよいです。
2.煮る(1回目)
乾燥小豆200gを鍋にうつして1回目の水500mlを入れて煮ます。最初は泡が立ってきてアクが出てきたら火を止めてザルにあげで水を切ります。
小豆の煮汁にはアントシアニンなどの栄養分が流れ出ているので、水切りしない方がよいといわれていますが「えぐみ」が強いので私は1回だけ水きりをしています。
3.煮る(2回目)
水を切った小豆と2回目の水500mlを鍋に入れ中火で約20~30分火にかけて煮ていきます。
4.水分を見る
水分を含んでふっくらした小豆になってきますので、小豆の固さを確認してまだ固いようなら水を足して引き続き煮て様子を見ます。
5.水分がなくなるまで煮る
時間の経過とともに水分が減ってしっとりした小豆になってきます。
6.小豆の固さを確認
ここで小豆1粒を指で軽く押してつぶれるようになったら完成です。
6.小分けにして冷凍
完成した小豆はジッパー付きの袋かラップを使って小分けにして冷凍しています。
3.小豆を使った料理
1.おにぎりや煮物に
左は小豆と栗でおにぎりに。甘くない小豆と栗を使ったので本来の小豆と栗の美味しさを味わえます。
右はかぼちゃと甘くない小豆でかぼちゃのいとこ煮を。小豆に味をつけていないので煮物にするときに一緒に味付けできるのもメリット。
2.スイーツ
左は白玉、フルーツに小豆を添えて。スイーツなので小豆には甘みを入れてみました。
右は豆乳小豆寒天です。大豆イソフラボン、サポニンが豊富な豆乳、食物繊維が豊富な寒天と小豆を使ったスイーツながらも栄養たっぷり豆乳小豆寒天はおすすめです。
4.小豆のレパートリーを増やしたい
甘くない小豆の煮方をご紹介しました。
小豆で作る甘いあんこは美味しいですよね。ただ小豆を1袋全部を使って甘~いあんこを作っても食べきれないことも。
甘くない小豆を作って冷凍保存しておくと、使う用途に合わせて味付けを変えられるのがメリットです。
女性に嬉しい食物繊維やむくみを解消してくれるサポニンが含まれているので積極的に使いたいもの。
それには甘くない小豆を使ったレシピをもっと増やして小豆ライフを楽しみたいと思っています。
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