1.菜の花の栄養
菜の花には、ビタミンC、βカロテン、食物繊維が含まれ、他の葉物野菜をもしのぐほど美肌や腸活に役立つといわれています。
ビタミンCは、肌のハリに欠かせないコラーゲンの形成に不可欠な栄養素であり、また免疫力をアップ。
また、緑黄色野菜にも含まれるβカロテンは皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持や、がんの予防、老化予防に役立つ栄養素。
そして食物繊維は腸の活性化を促し、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあります。
肌に潤いやツヤを与えてくれ、がんや老化予防、余分な脂質、糖、ナトリウムを排出してくれる菜の花は、シニア女性にとって積極的に食べたい野菜ではないでしょうか。
なお菜の花は加熱すると栄養の損失があることから、調理は電子レンジを使って短時間で火を通す又は汁物で栄養を逃さないのがよいそうです。
2.菜の花を使った料理
ここからは私が過去に作った菜の花の料理をご紹介します。
1.主菜
左は菜の花とあさりの酒蒸し。砂出ししたあさりと菜の花に酒をふってレンチンで蒸したもの。あさりの貝が開いたら出来上がり。あさりの旨味を吸った菜の花が美味しい。
右はカブと菜の花のシチュー。カブのシチューにレンチンした菜の花を添えて。見た目も華やかで栄養たっぷりのシチューに。
2.和え物
左は菜の花の辛子マヨ。レンチンした菜の花とわかめにに辛子とマヨネーズを合わせた辛子マヨで和えたもの。
右は菜の花の酢味噌和え。菜の花を酢味噌で和えてみました。上品な味わいなので春のお祝いシーズンの料理に加えても良いでしょう。
左は菜の花の酒粕。みりんでのばした酒粕を菜の花にかけたもの。酒粕の濃厚なタレが菜の花とからんで苦味を感じさせません。
右は菜の花のクルミ味噌。砕いたくるみと味噌を合わせて和えたもの。くるみの固い食感とやわらかい菜の花の違った食感を楽しめます。
3.煮びたし
どちらも菜の花の煮びたし。栄養を逃さないようレンチンした菜の花を出し汁に漬けたもの。出し汁に流れた菜の花の栄養もしっかり逃しません。
4.炒め物
両方とも菜の花のガーリック炒め。菜の花に含まれるβカロテンは油を使うと効率よく体内に吸収されるそうです。
栄養を逃さないよう早く火を通すために、固い茎や葉はスライスして調理時間を短めに。炒め物にする菜の花はニンニクとの相性がいいのでおすすめです。
3.女性に嬉しい栄養がいっぱいの菜の花
菜の花は、お肌にツヤを与えるビタミンC、がん、老化予防のβカロテン、腸活にきく食物繊維と女性に嬉しい栄養素がいっぱい。
以前は菜の花は桃の節句にちらし寿司に使うぐらいでしたが、可憐な見た目から意外と重要な栄養があるとは気づきませんでした。
菜の花の旬は2~5月頃に店頭に並びますが、とても短い期間なので旬の時期にたくさん食べたいものです。
参考URL 菜の花

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