1.離婚を考えていた
40代~50代にかけての私は夫が定年になったら絶対離婚する!この人と長い老後を暮らすなんてまっぴらごめんだわ!と日々の生活に追われながらもそう思っていました。
当時は私も働いていたので(派遣社員)職場の人間関係での悩みや子どものことを相談しても夫は「職場なんてそんなものだ。気にするな!子どものことは任せた」で終わり。私の話を真剣に聞いてくれることはありませんでした。
また、子どもが思うように育たないこと、貯蓄が増えないこと、行き届かない家事についてあれこれと文句は言うけれど自分からは行動しない夫。私のやる事なす事が気に入らないのならこのまま一緒には暮らせないと考えるのは当然と思っていました。
何私は不器用ながらも精一杯家族のために頑張っているのに「ありがとう」のひと言もない上「○○できてない」と否定の言葉ばかりが返ってくる。
私は夫の家政婦でもないし部下でもない。
しかし、夫が65歳を迎え年金生活をおくっている今、お互いを労りあいながら穏やかな老後生活を送っています。
私がなぜ離婚を回避し夫と穏やかな老後を暮らせるようになったのか?
2.夫に話し合いのテーブルについてもらう
夫とは離婚すると思ってはいたものの実際に離婚したら私の生活はどうなるのか?冷静に考えれば私の年金だけで暮らしていくには生活費は足りず死ぬまで働かなければなりません。
そこまでして本当に夫と離婚したいのか?浮気、ギャンブル、お酒といったトラブルを起こすこともなく40年以上家族のために身を粉にし働き会社に忠誠心を注ぎいできた夫。
まずは老後について夫とじっくり話し合ってみる価値はあるのではないだろうか?それでも納得がいかなかった時の最終手段として離婚を決断しても遅くはない。
そう考えた私は夫に老後の生活について話し合うことを持ちかけました。ただ、老後について話し合わない?と持ち掛けてもいつものように「特にないよ」のひと言で簡単に終わる可能性があったので、2つのことを実行しました。
1.話し合う日時を決める
まずは、老後について話し合う日時を決めました。
会社員の夫は会社では会議は日常業務であったはずなのでいわば夫婦が日時を決めて話し合う「夫婦会議」という位置づけです。
日時を決めればその間に夫自身も考える時間の余裕ができるのではと考えて、あえて思い立った当日ではなく話し合う日時1週間後に決めました。
2.話し合う内容をメモにして渡す
老後について話し合おうと言ったところでいつもの戯言と捉えらる恐れがあったので、話し合う内容をメモ書きにして渡すことで真剣度を示しました。
会社の会議が議題について話し合いや議論するのと同じイメージです。
話し合う内容は私たち夫婦にとって当面の課題である「老後のお金」「どこに住むのか」「家事の分担」の3つに絞ることにしました。
1.老後のお金
生活費をどう賄うか?年金だけで暮らすのか?老後も働くのか?
年金、資産などお金の管理は夫婦のどちらおこなうか?
2.どこに住むか
家を購入するか?
このまま賃貸か?
故郷に帰るか?
私たち夫婦はマイホームを持たず賃貸で暮らしているので、老後はどこで暮らすのかは最重要課題のひとつ。
3.家事の分担
夫は家族を養うために働き、私は家庭がうまく回るよう家事をしてきました。でも老後は夫婦が共に支えあって生活を営むのが基本。ならば家事を分担して欲しいと強く思っていたので話し合いの項目に入れました。
以上3つのことは我が家にとって重要課題ではありますが、夫に話し合いのテーブルについてもらう狙いでもありました。
一方で、それまでお互いのことを真剣に話し合ってこなかっただけに、私自身も話し合いが修羅場になるのか?それとも意外と穏やかに話が進むのか?想像がつかずこの後不安な時間を過ごすことになったのです。
以上、定年後の夫へのモヤモヤを解消するために最初にやった2つのことについてご紹介してきました。
続きは近いうちに投稿したいと思っています。
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