1.手作り干し椎茸の作り方
椎茸の旬は3~5月と9~11月の2回で、9月は椎茸が出回ってきます。生椎茸を使って手作りの干し椎茸を作ってみました。年末になると干し椎茸が高騰しますから今のうちに作って冷蔵庫に保存すると経済的です。
1.生椎茸を用意
生椎茸を用意し石づきをカットする。石づきも一緒に乾燥させてもよいでしょう。
次に丸ごとサイズを乾燥させるか、それともスライスにするかを決めます。
【生椎茸】
【生椎茸を天日干し完成】
完成はお天気にもよりますが丸ごとサイズは5日~1週間、スライスは2~4日ほどです。目安は丸ごと軸の中心を押して硬いようならOK。スライスはからからに干からびた状態なら完成です。
2.天日干しにする
ザルやカゴに入れて天日干しにする。時間は午前10~午後4時ぐらいまでにして夜露を避けるために家の中に取り込みます。
3.完成したら冷蔵庫で保存
手作りなのでカビの発生を予防するため完成したら密封容器に入れて保存します。
2.干し椎茸を作るメリット
干し椎茸を作るメリットは、
1.椎茸の旨味がアップすること
2.太陽にあてるのでビタミンDが生成されること
3.保存がきくこと
4.好みの大きさにカットできる
使い残しの生椎茸があったら干し竹に椎茸にすると廃棄せずに有効に使えます。
3.手作り干し椎茸を使った料理
手作りした干し椎茸を使った料理をご紹介します。
1.干し椎茸の丸ごとサイズのもの
干し椎茸の含め煮。
たっぷりの水に干し椎茸を入れて戻したものを汁と砂糖、醤油、酒、みりんで煮含めたものです。芯まで味がしみた含め煮は椎茸の風味が美味しい一品です。
干し椎茸の鶏団子煮。
ミンチにした鶏むね肉を椎茸に詰めて出し汁で煮て片栗粉でとろみをつけたもの。干し椎茸にしみた出し汁とフワフワの鶏団子が優しい味と風味で美味しいです。
2.干し椎茸をスライスしたもの
生の椎茸をスライスして干したものは使い勝手がよいです。
1.人参と干し椎茸の白和え
戻したスライス干し椎茸と人参を戻し汁で煮詰めて豆腐で和えたもの。冷蔵庫に食材がない時も人参と豆腐があれば干し椎茸の出汁で美味しい1品が作れます。
厚揚げとスライス干し椎茸の味噌炒め。厚揚げ、人参、いんげんを炒めて、戻したスライス干し椎茸を味噌、砂糖を戻し汁でのばして炒めたもの。
干し椎茸は椎茸と戻し汁の風味が美味しいので戻し汁も一緒に使うと旨さがアップします。
3.干し椎茸をつくるならスライスがおすすめ
日常のお料理に干し椎茸を使うならスライス状の干し椎茸がおすすめです。
1.そのまま使える
汁気がある料理なら干し椎茸をわざわざ戻さなくてもそのまま入れてしまえば、椎茸と出し汁の両方の旨さを楽しめます。
そのままを味噌汁に入れたり、炊き込みご飯に入れたりと時短になります。
2.食材が足りない時
餡かけや煮物に使うと干し椎茸から旨味が出るので薄口の味に仕上げて減塩にもなります。
これから旬を迎える椎茸は求めやすいお値段で購入しやすくなります。また、紅葉狩りや秋の行楽シーズンで作るお弁当にと出番が多くなる干し椎茸。
ぜひ、新鮮な生椎茸で手作りの干し椎茸で楽しんでみませんか?
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