定年後の夫へのモヤモヤを解消!定年後の夫婦に共通の趣味は必要か?

夫婦

1.60代になって再び始めた趣味

私の趣味はクラシック音楽を聴いたりコンサートへ出かけること。結婚前はレコードを聴いたりコンサートへもよく足を運んでいました。

しかし、結婚後は子育て、家事、仕事の両立で時間がなく、また購入していたチケットも家族の用事で破棄した苦い経験からクラシック音楽から遠ざかっていたのです。

2021年、ある時youtubeを観ていたらモーツァルトの曲の動画が目に飛び込んできました。若い時の感動がよみがえって次第にクラシック音楽の沼へ。

そして2021年10月20日レオニダス・カヴァコスのリサイタルへ。

ヴァイオリンの音色がホールに響きわたり美しいメロディーが全身を包む感覚。40年の時を超えて私に再びクラシック音楽をすばらしさを教えてくれたコンサートでした。

2.私の趣味に夫が同行

時間があれば音楽を聴きたまにコンサートに行く私。そんな私を毎回見送る夫。夫とは好きな音楽のジャンルが違うのでコンサートへは誘ってはいませんでした。

私がよく観るyoutube動画に「クラシックを、もっと身近に」をコンセプトにした「厳選クラシックちゃんねる」があります。

2023年「厳選クラシックちゃんねる」では、普段はクラシック音楽を聴かない人でも「どこかで聴いたことがある曲」をプログラムにコンサートを開催すると。

これを知って私はクラシック超初心者の夫でも楽しめるのでは?と誘ってみると意外にも「行ってみたい」との返事。

さっそくチケットを取って2023年10月1日に浜離宮朝日ホールへ夫婦で行ってきました。

交響曲、オペラ、ピアノ曲、ヴァイオリン曲と盛りだくさんのプログラムで、TVのCMやドラマのBGMで聴いたことのある曲ばかり。

夫は「感動で鳥肌がたった。来てよかった」と興奮気味に話す姿に誘ってよかったと安堵しました。

そして今年,2024年7月18日に開催された「厳選クラシックコンサート」へ夫と行くことに。

昨年よりもプログラムの内容がさらにパワーアップ。

サントリーホールのパイプオルガン、ヴァイオリニストのソロ演奏と盛りだくさんの内容に興奮と感動の2時間を一緒に過ごすことができました。

夫も「パイプオルガンを初めて聴いたけど、ホール全体を包み込むようで感動した」と。その後も指揮者のこと、オーケストラのとなど私に聞いてきたので興味を持ったよう。

夫婦が共通の話題でこんなに盛り上がったのは初めてかもしれません。

3.私たち夫婦に共通の趣味は必要か?

夫とクラシックコンサートへ一緒に行きましたが、ふと私たち夫婦にとって共通の趣味といえるだろうか?と考えてみました。

夫とクラシックコンサートへ一緒に行ってわかったこと。

それは、クラシック音楽についての知識レベルがお互いに違うので(共に初心者ですが)、私がオーケストラ、パイプオルガン、バイオリンについて夫に教えてあげる、いわいゆる先生と生徒の関係になっていました。

私は老後の夫婦は穏やかで対等の立場で暮らしていくのを目標にしています。

いくら楽しい時間を過ごせたとはいえ、妻と夫が先生と生徒、師弟関係では夫婦間に亀裂が生じるに違いない。

そう思った私は共通の趣味とは考えないことにしました。

今は、たまに夫婦一緒に楽しみの場所へ出かけるといったゆる~いイベントと捉え、共通の趣味がなくても、夫婦の趣味を尊重し応援することの方が大切だと思っています。

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