定年後の夫へのモヤモヤを解消!住まい・家計管理・家事分担の話し合い

夫婦

1.定年後の住まい・家計管理・家事分担を話し合う

老後を夫と暮らしていく不安を改善するために私は夫に話し合いを求め3つの事柄についての回答を1週間後に話し合うことにしました。

1.住まい

1週間が経過しいよいよ夫との話し合う時間が来ました。

まずは住まいをどこにするかという課題について。

転勤族でマイホーム購入の機会を失った私たちに残された老後の住まいは賃貸です。賃貸は賃料が発生し老後は負担になるので私たちにとってはどこに住むかは重要問題でした。

そこで、夫の考えをきいたところ、夫は地元の北海道に帰りたいと。夫の実家の古家に住めば賃貸が発生しないからというのが理由でした。

以前、夫は老後は娘たちが住む都内に近いところがいいと言っていたので私はびっくり!

夫が言うには兄弟はすでにマイホームを持ち亡き義両親の古家に住むことは了解済みとのこと。私の実家も義両親の家から電車で行ける距離にあるので私にも都合がいいのではないかと。1番の理由は家賃がかからないので経済的に安心して暮らせるとの考えでした。

しかし、冷静に考えてみるといいことづくめばかりではないのです。

私は義両親の古家に住むのは反対でした。

義両親の実家は豪雪地域であるため冬期間の除雪作業は高齢者にとっては重労働であること。病院、コンビニ、スーパーは自家用車がないと行けないこと。チラホラ空き家が目立ってきたのが理由です。

さらに、経済的には古家はすでに建ててから30年以上が経過してメンテナンス費用がかかることもあるのです。

そして何より義兄弟の了解を得ているとはいえ、私たちの持ち家でない以上将来兄弟間でのトラブルが発生しないとは言い切れません。

また、私たちが北海道へ引っ越した場合、私たちが入院、介護生活になった時都内に住む娘たち夫婦は何かと見舞いに来ることになるでしょう。仕事と子育てに忙しい娘たちに時間とお金を使わせるわけにはいきません。

私は今の住まいから引っ越す考えはなく、私たちの経済破綻、マンションの立ち退きがなければできる限り住み続けたいと率直な考えを夫に伝えました。

理由は、今の住まいがスーパー、病院が近いなど住環境が整っていること。私たちに何かあっても娘たち夫婦が来やすい距離であるからです。

このようにお互いに腹を割って話し合った結果、私と夫とは住まいについての考えの違いがはっきりしました。

今、お互いの主張を繰り返したところで着がつかないどころか冷静さを失い喧嘩になることを懸念し住まいの問題は持ち越してお互いそれぞれに再度考えることにしたのです。

2.家計管理

家計管理は、私よりは数字に強い夫のほうが家計管理に向いていると思ったので夫がたんとうするこを私が提案。意外にも「家計管理してもいいよ」の二つ返事をもらったので、さっそく資産、年金などお金関係をすべて洗い出し検討してもらうことにしました。

日々の食材の買い出しや生活費は夫からもらい私がやり繰りすることに。

その後家計管理を担当した夫は、表計算ソフトのエクセルを使って資産の管理をはじめ、電気、スマホの料金、保険などを比較検討し契約している会社を変更することまでしてくれるようになりました。

また、定期的に今の資産状況、これからの出費予想など夫婦でお金の支出について共有することも決めたところ、お互いのお金に対する価値観を知ることになり、また安値やお得情報をお互いに共有することでコミュニケーションが増えたのは意外でした。

3.家事分担

かねてから夫は家事を分担する気はないだろう。ゴミを捨てに行くだけでも立派に家事を分担していると思っているように見受けられていたからです。

家事の分担について話し合っていたところ全く身に覚えのない言葉が夫から返ってきました。

夫は「前に茶碗を洗っていた時に皿を割っただろう。お母さんは何て言ったか覚えてる?」と。私はそのことを全然覚えていなくて「知らない。何か言った?」と聞くと夫は「そのお皿高かったのよ!もういい!私が洗うからって怒ったんだよ。だから茶碗を洗っちゃダメなんだと思っていた」と。

夫は「家事の分担のヤル気はあるけど分担したとしてもきっと私が怒るに違いない。怒られるくらいなら家事をしたくない」と。

つまり「夫は家事の分担をする気がない」のではなく「妻(私)が怒るから分担したくない」というのが理由でした。

夫は家事を分担する意欲は少なからずあることは分かったので、夫が家事を分担しやすいように私が指導することで解決。

まずは、ゴミの分別、ゴミ出し、食後の食器などの後片付けを教えることから始めました。

2.無理に結論をださない

住まい・家計管理・家事分担の話し合いで、住まいについては無理に結論を出しませんでした。

なぜなら、夫婦間に大きなしこりを残したままにしたくなかったこと。お互いに納得のいく、もしくは妥協点を探りながら着地点を見つけたかったからです。

そして、どこに住むのかをお互いの宿題として情報収集することにしました。

今回の話し合いで1番に感じたことは、長い年月を一緒に暮らしてきた夫婦とはいえ以心伝心なんてことはなく、口に出して相手に伝えないと理解してもらえないことです。

今までなら何かを話し合うと決まって夫への不満が残っていましたが、私たちが冷静に前向きな話し合いができたのは、事前に話し合う内容を共有し時間を取ったからかもしれません。

お互いの考えをしっかり受け止めつつ自分も主張する。考えの違いはどこか?冷静なコミュニケーションをとる事で夫婦の未来が1歩進んだように思えました。

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