【老後の家事分担】 やり方は夫に任せて口を出さない

夫婦

1.夫に家事を任せたら口を出さない

3年前、定年後は家事を分担すると約束をした夫。

まずは食後の後片付けを担当してもらうことにしました。

理由は毎日する家事で1番回数の多い家事だからです。エアコンの掃除なんて1年に数回するだけの家事はやり方を忘れてしまう可能性が大。

毎日する家事だからこそ早く身に付けてもらえると思ったからです。

初めに食後の後片付けの手順を1から10まで子どもに教えるようにかみ砕いて夫に説明。そして夫が食器や鍋の洗い布巾で拭いて食器棚にしまう流れをそばで見ながらチェック。

私が見て後片付けのルーティンを覚えたなと思った時にOKとしました。

ある時夫が食器や鍋を洗うところを目撃。私が教えた方法とはちょっと違っていましたが口には出しませんでした。

夫には夫のやり方があるのでしょう。

食器を洗う工程よりも綺麗に洗い終わって食器棚にしまうことがゴールです。工程は夫に任せることしました。

考えてみれば30年以上毎日食後の後片付けをしてきた私のスキルと、夫が同じになるはずはありません。なので夫のやり方で後片付けをすればいいと思ったのです。

以前、家事の分担について話し合った時に夫は「僕が食器を洗った時に皿を割ったら、お母さんはものすごい剣幕で怒ったよね。あれでヤル気をなくしたんだ」と。

振り返れば私だって過去に何度も皿やコップを割っています。夫に割られちゃ困る食器類はあとで自分が洗えばいいこと。

今では食器用洗剤、スポンジなどの値段の比較や在庫の管理までしてくれるようになりました。

自分の家事のスキルを棚にあげずに、家事のスキルアップしていく夫を見守るのくらいの心の広さが家事分担の秘訣かなと思っています。

2.褒めて感謝の言葉をかける

夫が退職して3年あまり。今では食後の後片付けの他にリビングの掃除、買い物、ゴミの処理、洗濯物関係まで幅広く分担するようになりました。

夫に気持ちよく家事を分担してもらうために一つの家事が終わるごとに「ありがとう。助かったわ」「ありがとう。ゴミ袋重かったでしょう」「ありがとう。キッチンが綺麗になったわね」と声をかけるようにしています。

最初は「ありがとう」の感謝の言葉だけでしたが、何に対して「ありがとう」なのかをちゃんと伝えたくて「ありがとう」の後ろにプラスαの言葉を付け加えています。

夫は「あぁ。うん大したことないよ」ぐらいの言葉しか返ってきませんがそれでもいいんです。

夫の家事へのモチベーションや自己肯定感がアップするなら、私たちの夫婦関係を穏やかになるというもの。

これから先、何年共に暮らしていくかはわかりませんが、家事の分担が続くよう支え合っていけたらと思っています。

 

 

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