60代私の趣味探しで出会えた音楽は生活に潤いを与えてくれた

趣味
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1.60代私の趣味探し

あなたは何か趣味をお持ちでしょうか。

娘たちは独立し2年前に夫が65歳で退職。今は夫婦2人暮らしの生活で家事や買い物が終われば時間が十分すぎるほどあります。

音楽を聴いたり本を読んだりして時間を潰していましたが、特に楽しいとかワクワクするわけでもなく何か満たされない毎日。

何か趣味を持とうと考えても今まで家族のために時間を使ってきた私には思いつくものがありませんでした。

そこで、今までチャレンジしたかったけれど、あきらめていたことはなかっただろうか?

60代になって初めて趣味を探し始めました。

独身時代にワクワク楽しかったことは何かあったはずと思い返していたところ、たまたまyoutubeで観たクラシック音楽の解説動画に心を動かされ、そうだ!昔、感動に打ち震えた体験が再びできるかもしれないと気づいたのです。

私は物心ついた時には家ではクラシック音楽が流れ、学生時代から結婚するまで時にはコンサートに行ったりとクラシック音楽が身近な存在だったので、昔の趣味を再び始めたと言っていいでしょう。

さっそくチケットを購入しコンサートへ出かけることに。

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コンサートは、ヴァイオリニストのレオニダス・カヴァコス氏のヴァイオリンリサイタル。

プログラムは、ブラームスのヴァイオリンソナタ1番~3番の3曲でした。

当日まで、何を着ていこうか?自宅から会場までのアクセスは大丈夫か?ワクワクドキドキの毎日。当日のリサイタルは、カヴァコス氏のヴァイオリンの色彩感あふれる音色にうっとり至福の時間をを過ごすことができ大満足。

終演後は、会場の東京オペラシティは拍手喝采、スタンディングオベーションで沸き上がったのでした。

幸いなことに関東圏でのクラシックコンサートは毎日のように開かれ、自分好みのプログラムを選ぶことができます。

こうして私の趣味が始まりました。

2.趣味は生活をバージョンアップさせる

1.歩くようになった

今ではコンサートへは月に1~2回ほど出かけています。コンサート会場は、自宅から場所によっては電車で2回~3回乗り換え、所要時間は1時間~1時間30分ほどかかり、往復で6,000歩~10,000歩もあることがあります。

ですから基本コンサートに行くには歩けることが必須。それまでは車に頼ってばかりの生活でしたが、歩くことを生活の一部に取り入れるようになりました。

2.体調に気をつけるようになった

コンサートのチケットは2~3ヶ月前に発売されますから、当日まで体調を維持しなければチケットをムダにしてしまいます。

うがい、手洗いはもちろん自分自身の健康に今まで以上に気をつけるようになりました

3.学ぶことが楽しくなった

せっかくお金を使って行くコンサートですから、充実した時間を過ごしたい。

そんな思いからクラシック音楽の作曲家や曲に関する本を読んで事前に知識をつけたり、楽譜は読めないけれど眺めたり(笑)して当日まで予習を。

この予習が楽しくてつい時間を忘れることも。これまで何かを学ぶ時、時間を忘れることなんてなかったので学ぶことの楽しさを人生で初めて体験したように思います。

3.趣味は生活に潤いを与えてくれる

趣味を持ったからといって普段の生活は家事や買い物など変わりはありません。

ただ、好きな音楽を聴き、コンサートへ行くことは生活に張り合いと潤いを私に与えてくれています。趣味を持たなかった時と大きな違いです。

音楽を聴きながら家事や散歩をしたり。作曲家や曲の歴史を学んだり。未知の世界を知る喜びは生活に潤いを与えてくれています。

人生100年といわれている今、60代は人生の折り返し地点を過ぎたばかり。まだ頭と身体がしっかりしているうちは趣味の世界に身を置き、残りの人生を楽しみたいと思っています。

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