食事作りをきっぱりやめる「調理定年」とは?調理定年後の食事はどうする?

健康情報

1.調理定年とは?

調理定年という言葉をご存じでしょうか?

調理定年とは

手作り主義をきっぱりやめて外食やテイクアウト、お惣菜などを上手く取り入れて必要な栄養を摂る・準備することです。

食に関わる業界のコンサルティングやマーケティング支援を行うアットテーブルは、キャリア・マムと協業で実施した「調理負担」に関する意識調査の結果を発表しました。

調査は2024年5月7日~5月20日、全国の45歳~64歳の女性300人を対象にインターネットで行われ、その結果について紹介しています。

 

上記のサイトの調査結果をピックアップしてみると

1.1週間の調理頻度は?

朝食や夕食を「ほぼ毎日」調理している人は70%以上

2.老後の調理に関する考え方?

老後の調理頻度は「今より自分で調理する回数を減らしたい」が41.3%

「今より自分で調理する回数を減らしたい」という回答が4割強、50歳以上では65%になっており、年齢があがるとともに、徐々に自分で調理する回数を減らしていきたい意向も見えてきました。

老後は調理の頻度を減らしたいと考えている人が多いことがわかりました。

では、調理頻度を減らしたあとに埋め合わせをする料理は何を頼ればよいのでしょうか。

2.調理定年後の食事はコンビニ、宅食、外食は?

調理済みの食材を求める時身近に存在するのがコンビニ。コンビニの調理済みのおかずはどのようなものがあるのか?以前私がコンビニの食材を購入して食べてみた感想の述べてみます。

1.コンビニ食

5年前ですがコンビニで調理済みの食品を購入して食べてみました

この時コンビニで調達したのは、コールスロー、豚汁、いわしの缶詰、大根おろし、りんご、サラダチキン、ほうれん草のごま和え、ひじき煮でした。

1.豚汁

具だくさん豚汁を茶碗に開けてみると豆腐、人参、豚肉、こんにゃく、ごぼうが入っていました。

具だくさんをどの程度の量を具だくさんというかは人それぞれだと思いますが、私にとっては少なめでした。

2.ほうれん草の胡麻和え

ほうれん草のごま和えには、人参、こんにゃく、ひじき、油揚げなど入っています。包装には「1/2日分の緑黄色野菜」とあるので皿に盛り付けてみると期待以上にたっぷりの野菜と胡麻を味わえました。

ただ、私のとっては味付けが濃かったので塩分が気になりました。

3.イワシの水煮と大根おろし

イワシの缶詰に大根おろしをかけてみました。

大根おろしが水切りされていましたが、ボソボソした食感が気になりましたが、大根をおろすのは力が必要なので購入して食べるのもいいかもしれません。

4.ひじき煮

ひじき煮にはひじきの他に大豆、こんにゃく、人参が入っていました。

これも味付けがこまったので炊き立てのご飯に混ぜて五目ご飯風にしたてみたら美味しく食べれ、ひじき、大豆の食物繊維が摂れたのはよかったです。

2.宅配食

高齢になって家から出るのが億劫になってくると宅配は便利です。数年前に「ワタミの宅食」を購入して食べてみたので私の感想を述べてみます。

1.1食づつ梱包され電子レンジで温めて貯めるタイプ

写真は左が豚肉のチャプチェ、右がエビチリで副菜が2品種が付いていました。

2.実際に食べた感想

調理済みの料理を電子レンジで解凍したものですから、手作りと比べてシャキシャキした食感、食べごたえのある根菜類は期待したほどではなかったです。

ただ、口当たりが柔らかく、嚙み切れる食材が揃っていたので70代~80代の高齢者には食べやすいよう工夫がされていた印象。

調理定年を70代以上にするなら宅食も選択肢の1つになるかもしれません。

3.外食

外食は大衆食堂、ファミレス、レストラン、ファーストフード、居酒屋などがありますが、高齢者になると外出するのが億劫になったり、しょっちゅう外食となると年金生活に痛手にもなります。

格安で日替わりメニューがある大衆食堂があれば曜日を決めて通うのもアリでしょう。ただそうした大衆食堂が必ずしも通える近さにあるとは限りません。

3.調理定年後の食事をどうするのか?

調理定年後の食事の選択しとしてコンビニ、宅食、外食にはそれぞれに一長一短があり、味の好みや塩分・糖分の制限があるとさらに選択肢が狭くなっていきます。

健康に直結し毎日楽しみなのが食事。私たちは必ず老いてキッチンに立つのが辛くなる時期が来るでしょう。

自治体が主体となって高齢者宅へ格安の宅食を行っているところも近年増えてきました。ただこれも毎日となるとメニューが限定され「飽きてきた」とのクレームが入ると聞いています。

調理定年を何歳頃にするのか?調理定年後はどのような形で食事をとるのか?夫婦で検討してみると良いかもしれません。

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